[メルマガまとめ]犬🐶の歯磨き🦷は「歯周ポケット」が命!歯周病の恐ろしさと正しいケア🧹
- info6331039
- 2 日前
- 読了時間: 7分
更新日:1 日前
※この記事は👇の無料メール講座を
受講したら配信されるメールレターの
内容をまとめたものです!
1.気付かなかった“お口のトラブル”
今年、私のお店で起きたワンちゃん事件簿の第3弾は、
「歯石は付いてないのに、歯周病で目👁の下に穴🕳があいた😱」
です!
子犬の頃から通ってくださっているマルチーズの男の子♂
ご自宅では、あまり歯を磨かせてもらえない、とのことでしたが、
歯石も少なく、歯茎に赤みや腫れもなかったので、
歯磨きできてなくてこの状態なら「唾液の質がいいのかな~」なんて、
楽観的に考えてしまっていました。
それが、今年の3月に来店された際、
右目の下に大きなカサブタのようなものができていたのです😱😱😱
これは、奥歯の歯周病が進行し、目の下に膿が溜まって穴があく症状
「外歯瘻(がいしろう)」
ではないかと伝えて、すぐに動物病院🏥へ行ってもらったところ、
やはり外歯瘻と診断され、すぐに処置が行われました。
毎月お口の中を見ていたにも関わらず、
歯石がないことに油断し、
飼い主さんの「なかなか磨かせてくれなくて…」という言葉に、
「じゃあ、できる範囲で・・・」と甘く対応してしまったことを、深く後悔しました😥
この事件以降、歯石や歯茎の赤みがないワンちゃんでも、
「ちゃんと磨けてない」場合は、
厳しめに「磨きましょう😤」とお伝えするようにしています。

2.犬🐶の歯磨きは“歯🦷”ではなく“歯周ポケット”!
「歯磨き」と聞くと“歯”を磨きたくなりますよね。
でも、ワンちゃん🐶のお口は人間と違います。
人間とワンちゃんでは、お口👄の中のpH(ペーハー/ピーエイチ)が異なり、
これが繁殖する菌の種類に影響します。
人間: 酸性⇒ 虫歯菌(ミュータント菌)が繁殖しやすい
犬🐶: アルカリ性⇒ 歯周病菌が繁殖しやすい
つまり、
ワンちゃんは虫歯にはなりにくく、
歯周病にめちゃくちゃなりやすいのです!!
だから、犬🐶の歯磨きは、歯ではなく、
歯周病菌が繁殖しやすい
歯周ポケット
を磨く!これが超重要ポイントです💡

3. ”歯石の罠”にハマらず、正しいケアを!
歯石だけを気にして、歯の表面だけを磨くと、
見た目はキレイでも、
歯茎の奥で、歯周病が進行していることがあります🥶
この”見た目はキレイ”の罠を回避するには、
歯ブラシで歯周ポケットを磨くしかありません!!
歯周ポケットに届くのは極細毛の歯ブラシだけ。
もし、「面倒…」「うちのコ、歯ブラシ嫌がる…」と思われたなら、
このワードで画像検索してみてください👇
🔎「犬 外歯瘻」
ちょっとショッキングですが、
放置することの怖さ🥶が分かっていただけると思います。
放置の怖さを感じていただけたら、
次は、正しい磨き方を説明しますね。
歯周ポケットの位置は、歯と歯茎の境目。
そこに届くように歯ブラシを斜め45度に当てて、前後に小刻みに動かします。
表も内側も、きっちり磨きましょう😤

ここで大事なのが
”歯ブラシでないとダメ!”
ということです。
指に巻くシートや歯磨きガムでは、歯周ポケットの奥まで届きません。
「うちのコ、歯ブラシさせてくれないんだけど…😱」という飼い主さん!
ここからが大事です👊
4.歯ブラシ練習は“少しずつ”が鉄則!
歯磨きの練習は、何歳からでも遅くはありません!
でも、イキナリ・ガッツリ練習はNG🚫
イヤな思い・痛い思いをすると、
ワンちゃん🐶は、二度と磨かせてくれなくなります。
焦らず、少しずつ慣らしていきましょう。
※
拙著「犬のしつけがうまい人がやっている55のこと」(セルバ出版)の
第6章(レッスン:スモールステップトレーニング)で
歯磨きの練習方法を詳しく解説しています!
{書籍にはレッスン動画のURLを載せているので、動画でも学べます!!}
がんばって練習していただきたいのですが、
できるようになるまで放置なの⁉😱心配になりますよね😅
そこで、歯ブラシほど効果的ではないけど
「やらないよりは、やったほうがいいこと」もご紹介しておきます😉
5.歯磨きガム・シート・液体タイプの本当の効果
最終的には、歯ブラシができるようになる必要があります!
が、できるようになるまでの間、「やらないよりは、やったほうがいい」こと、
また、よくある歯磨き方法の本当の効果をお伝えしますね。
🧻 歯磨きシート
歯ブラシがまだ無理なら、歯磨きシートでできるようになりましょう!
でも、シートは歯周ポケットまでは届かないので、
最終的には歯ブラシに移行しましょう💪
💧 お水・ご飯に混ぜるタイプ
歯周ポケットには届きにくいですが、歯ブラシ練習中なら
「やらないよりはマシ」。
これらを使うなら「使用開始から3日以内に口臭が変わるか」チェック!
口臭の変化がなければ、その製品は、愛犬ちゃんのお口の状態に合っていません。
🦴 歯磨きガム
正直、ほぼ気休め😂
カロリーや原材料にも要注意です!
6.全身麻酔での歯石除去「スケーリング」の注意点
歯石が溜まって手に負えなくなった場合、
動物病院で全身麻酔による歯石除去
「スケーリング👨🏭」
を検討することになります。
麻酔ができる健康状態がOKなら、スケーリングはしてもらったほうがいいでしょう。
ただし、スケーリングには
メチャクチャ注意しなくてはいけないこと
が2つあります🤘
1つめは、スケーリング後のケア。
施術直後は、歯はピカピカ✨ですが、その後、歯磨きをサボると、
あっという間に元通りに😭
ひどい場合は、除去前より悪化することも😱
👉「歯石を取ったからもう安心」ではなく、その後のケアが本番です😤
2つめの注意点は、
「スケーリング」は、あくまでも歯石を取る処置で、
歯周病の治療は、また別です!
歯科治療をしっかりしてくれる病院なら、
スケーリングの際に、歯茎の奥までチェックして、
歯周病があれば、必要な処置をしてくれます。
でも、動物病院はあらゆる動物・分野を診るので、歯科に特化していない場合もあります。
(⚠スケーリングはできても、歯周病の治療ができないケースがあります!)
なので、全身麻酔によるスケーリング(歯石取り)を検討する際は、
「歯周病の処置もしてもらえますか?」と必ず確認してください。
7.歯科が得意な病院を見つけるには?
「そんなの獣医さんに聞けない…」
「最初から歯科が得意な病院に行きたい」という場合は、
病院選びがカギ🔑です😤
チェックポイント✅は、歯科用レントゲンがあるかどうか!
目視だけでは分からない歯茎の奥の状態を、レントゲンで確認してくれる病院がおすすめです。
(術前の検査に歯科用レントゲンが入ってなければ、
その病院でスケーリングするのは、リスクが高いかもしれません。)
病院を探すなら、こんな👇検索ワードで探してください。
🔎「歯科用レントゲン 動物病院」
🔎「歯科 動物病院」
🔎「歯周病 動物病院」
全身麻酔をかけるなら、歯石だけでなく
絶対に歯周病まで治療してもらいましょう。
「歯石だけ取って安心♥」では、麻酔のリスクに見合いません😤
🦷まとめ:「歯石ではなく、歯周病を防ごう!」
✅ 歯を磨くのではなく、歯周ポケットを磨く
✅ 歯ブラシでのケアがいちばん効果的
✅ 歯石除去(スケーリング)後のケアを怠らない&歯科が得意な病院を選ぶ
「歯磨き🦷大事‼ゼッタイ😤😤」
──見た目のキレイさではなく、愛犬の健康寿命を守るための合言葉です💪❤️
📢お知らせ
2026年1月に、オンラインで愛犬🐶ちゃんの歯磨き練習ができる
【歯磨きチャレンジコース】を開催予定です♪
詳細・お申込み方法は、無料メール講座『愛犬が賢くなって、元気で長生きできる暮らし方』を受講した方にお送りするメールレター(メルマガ✉)にてご案内します♪





コメント